健康スポーツナースが携わる業務内容
健康スポーツナースは、運動療法やリハビリのスキルを習得しており、様々な症状を抱える患者さんだけでなく、身体上の問題がないアスリートのサポートも行います。
具体的には、高齢者の介護施設で機能回復訓練の指導をしたり、健康相談に乗ったりしています。
転倒事故を防ぐ方法や歩行に役立つトレーニングメソッドなどに関する助言も行い、筋力低下を防止する運動を実践しているのです。
機能回復訓練の場では、作業療法士や理学療法士と連携する必要があるため、他業種のスタッフと交流できるメリットを享受できるでしょう。
地域の公民館などで講習会を開き、メタボリックシンドロームやロコモティブシンドロームの改善策を指導する業務も担います。
健康スポーツナースの指導内容は、主に運動療法で食事療法に関するアドバイスはほとんど行いません。
学校に赴いて、教員や生徒に対して健康指導を施すこともあり、必要なら健康相談にも応じます。
また、マラソン大会といったスポーツイベントに救護者として参加する仕事もあります。
マラソン大会では、心肺機能の不具合や足腰の痛みなど参加選手の応急処置が必要な場面も少なくありません。
マラソン大会に参加したりフィットネスクラブで毎日汗を流したりする人たちは健康そうに見えますが、実はその4割が潜在的な健康問題を抱えているといわれています。
健康スポーツナースはこうした人たちのアセスメントを行い、必要なら運動療法の指導を行って健康維持につなげる活動に従事しているのです。
<参考リンク:目指せ!健康スポーツナース>...